島とうがらしに魅了されて2年、私が東京の気候で育てたときのお話です。
通常の唐辛子よりも辛さが強く香りも豊かな島とうがらしですが、まだ存在すら知らなかった方の新たな発見になれば幸いです。
初めての出会いは沖縄旅行
島とうがらしに初めて出会ったのは沖縄旅行に行った時でした。
それも生の状態ではなく、泡盛に漬けられているコーレーグースという調味料でした。泡盛の香りとともに島とうがらしの豊かな風味と辛味がとても良く、色々な料理にかけて食べると美味しいですよ!
ソーキそばや汁物なんかは定番ですね。
身体の中心からあったまるような感覚で、帰りの空港でお土産に買って行っちゃいました。これは是非一度試してみてほしい。
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その時すでに私には育ててみたいという気持ちが沸き立っていたんです!
旅行から帰り調べてみると他にも用途があるよです。
まだ実が青い状態の頃収穫し、ハサミ等で細かく切ってお刺身に乗せて食べるというやり方。
もともとお刺身や魚料理が大好きな私はこんな食べ方を見逃せるわけがありません。
まずはネット通販で島とうがらしの種をポチりました。
あ、なぜわざわざ種から育てたかと言うと、近くのホームセンターなどに島とうがらしの苗が売ってなかったからです。
普通の唐辛子はたくさんあったのですが…
苗ではなく種子から育てる
100均で小さなポットと野菜用の土、水をあげる際の霧吹きを購入しました。
種は小さめで平たい形をしてます。
それを土に浅く埋め指圧せずに上から土をかけます。そうしたら霧吹きで優しく土が濡れるように水をあげました。
これを毎日朝晩繰り返します。
ネットで買った種なので芽が出るのか不安でしたが、ひたすら待ち続けました。
ようやく芽が出た
種を埋めてから1~2週間が経った頃埋めたはずの種が土から出て来ます。種から出た根に押し上げられたのですね、とても力強く生きている感じがしました。
そらから2~3日経って葉が開きます。
いくつか多めに種を蒔いたのですが、やはり芽が出ない種もありました。
出た芽の中でもより勢いのあるものだけを今後育てることにします。
突然の雹に壊滅的な打撃
ガンガン育つ島とうがらしは室内ではなくベランダで管理します。
より日光を浴びせるため高い位置にホームセンターで買ったプランターを設置。
しかしある日、思わぬ悲劇が起こりました。
全く予想もしていない初夏の雹。
ビー玉サイズの雹が数分間降り注ぎ、島とうがらしの苗を攻撃します。
雹が去り、ベランダを確認するとそこには無残な姿の苗が…
さすがにもう再生は不可能だと感じました。
奇跡的な回復、植物の力
諦めつつも水やりをし追肥も試みました。
だんだん茶色くなっていくのかなぁなんて思っていましたが、苗は予想とは全く逆の動きをします。
打撃を受けた葉の中でも本体が60%以上残っているは再生、そうでない葉は成長をやめ新しい葉を作ります。
これが、植物の底力なのかと、感動したのを今でも覚えています。
結実、そして気になる味は?
グングン育った苗は蕾を作り花を咲かせ、実を実らせたのです。
よくぞここまで育ってくれました!
さっそく1個目のまだ青い島とうがらしを収穫しひとかじりしてみます。
うん、興味本位でかじったことを後悔させてくれますね。スーパーに売っている青唐辛子とは全く比べ物にならない辛さです。
それと同時に口の中に広がるのは島とうがらし独特の豊かな香りです。
これこれ!すごく嬉しかったですね笑
いくつか収穫出来た頃、お刺身の上に乗せて食べてみるともう新感覚でしたよ!
残念ながら食レポが上手くないので伝えきれないですが、わさびでもニンニクでも生姜でもない島とうがらしという薬味のすばらしさを実感しました。
最後に
色々な料理に島とうがらしを入れてみましたが、私が最終的に1番合うと思ったのは生牡蠣でした。
生牡蠣にポン酢をかけ、その上に島とうがらしをほんの数切れ乗せます。
味ですか?それは是非試してご自身で実感してみてください!