今回は私がシャウトを修得するまでの練習方法や失敗経験などを紹介していきたいと思います。
自慢になってしまうかもしれませんが、私は遠征先でライブをした後、「シャウトの声めっちゃよかったっす!」と声をかけていただくことがありました。
今回紹介する練習方法をひたすら続けたおかげです。
呼び方に関してデスボ、スクリームなど色々ありますが、私は歪ませた声で叫んでいるものの総称としてシャウトと言っています。
声を歪ませているやり方は同じなので。
これからシャウトを出してみたいという方は是非ご覧ください。
シャウトの出し方
まずはじめにシャウトの出し方なんですが、大きく分けて2つあります。
それは「吸い」「吐き」この2通りです。
今回は「吐きシャウト」の紹介になります。
私が試してみて1番やりやすいと思った出し方を教えますね。
やり方はとても簡単
- 裏声を出す
- 裏声を歪ませる
はぁーーーっと裏声を出します。
このとき腹から出すという意識を持ちましょう。これは今後シャウトを実用するときに大事になって来ます。
お腹に手を当てると意識しやすいですよ!
その後、裏声に力を加え音を徐々に歪ませていきます。
これが出来れば終わりになります!笑
あくまで簡単に言ってしまえばの話ですが…
コロッと歪ませることができる人もいれば簡単にはできない人もいます。
コツは裏声を出しつつ、開いている喉を徐々に狭めていき、喉を振動させることです。
音が変わることを実感するまでは力を入れすぎないようにしましょう。
ここを無視していきなり全力で叫ぶと確実に喉をつぶします。
裏声がゴロゴロ鳴るようになれば基礎は完成です。
しばらくはゴロゴロ鳴らして喉に感覚を覚えさせます。
ある程度なじんできたら、送り出す息の量を増やし、喉を徐々に縮めていきましょう。
音質が変わりましたか?
シャウトがより鋭くなってきたはずです。
ここまでたどり着いている方は、喉を少し調節し、ご自身の好きな音質を見つけるだけです。
パワー系シャウトの出し方
私のいうパワー系シャウトとは、裏声を地声に切り替える出し方です。
これをすることによって地声交じりの声が歪むので、音自体が格段に太くなります。
ですが、喉にかかる負担は先ほどのシャウトとは比べ物になりません。
1日の練習時間は長くても30分に留めましょう。
私は曲中のここぞという場面でこのシャウトをやっていました。
やってみるとわかると思いますが、かなり肺活量が必要となります。
声が続かないんです…笑
やってはいけないこと
これは主に練習中のことですが、喉から血の臭いがしたら叫ぶのをやめましょう。
もしそれでも練習をやめず叫び続けてしまうと、その日から5日間くらいはシャウトのクオリティがかなり低くなります。
というか普通に声がガラガラになります。
血の臭いがしなくてもしゃべり声がスカスカになりかけたらストップです。
スカスカなシャウトでステージに立つのはもったいないですよね?
抑えることもバンドのためになるのです。
シャウトボーカルのモニター要望
ライブ時の音の返しの話です。
PAさんには自分のシャウトは小さ目に返してもらうようにしましょう。
なぜならシャウトはバック演奏にピッチを合わせる必要がありません。
モニターの出力には容量が限られているので自分が最低限必要とする音量だけをもらい、あとはギター、ベース、ドラムに譲ってあげるのがベストです。
私が各地でライブをしていた時はほとんど、PAさんが最初に返してくれる音量の半分で十分でした。
重要なのはパフォーマンス
なんだかんだ書いてきましたが、私はライブでシャウトする場合、重要なのは音よりもパフォーマンスだと考えています。
そのためのライブですからね!笑
この2通りのシーンを想像してみて下さい。
①シャウトは上手いけど棒立ち、たまにサイドに歩く
②シャウトは普通だけど動きがめっちゃカッコいい
あなたならどっちに惹かれますか?