車のタイヤはパンクした状態で走るとその後使えなくなりますが、中にはパンクしても潰れないランフラットタイヤと呼ばれる種類が存在することはご存知でしょうか。
今回はランフラットタイヤについていったいどういう物なのか、メリットデメリットを踏まえながら紹介していきます。
ランフラットタイヤとは
ランフラットとは空気圧がゼロになってもそのまましばらく走れるように作られたタイヤです。
具体的な数字で言うと80km/hで距離80km を走行可能。(ISO規格が基準)
パンクしてもタイヤそのものは潰れないため空気圧センサーは必須です。
外見的な判断が難しいため、常に数字で管理できるような環境が望ましいということですね!
よく見かけるベンツやBMWと言った高級外車やレクサスなどにはランフラットタイヤが新車で装着されていることがあります。
そのような車は初めから空気圧センサーが装備されていて、異常な数値になった場合は運転手に警告してくれます。
メリット
スペアタイヤが不要
上で書いたようにパンクしてタイヤ内の空気圧が0になってもある程度走ることができるため、車内にスペアタイヤを積む必要がありません。
そのぶん車は軽くなりスペースを確保することができます。
パンクによる操作不能状態に陥らない
パンクしてタイヤが潰れたまま走行した経験がある人ならご存知かと思いますが、4本あるうちの1本でも潰れてしまうとまともな運転はできません。
さらにその潰れたタイヤが前輪であればハンドル操作に大きな影響を与え、走行中とても危険な状態に陥ります。
その点ランフラットタイヤであればパンクしても潰れることがないため運転に支障をきたすことがありません。
デメリット
ノーマルタイヤに比べて値段が高い
ランフラットタイヤは通常のタイヤに比べて内側がかなり作り込まれています。
生産コストが高くなるため、ノーマルのタイヤより値段が高く設定されています。
【TIREHOOD】で検索すると同じタイヤサイズでもここまで値段が違いました。
ノーマルタイヤ 275/40R18 DUNLOP SP-SPORT
40,909円
ランフラットタイヤ 275/40R18 DUNLOP SP-SPORT
49,742円
乗り心地が硬くなる
タイヤは空気圧を上げると転がり抵抗が減って燃費は向上しますが、そのかわり硬くなってしまうため地面からの振動をよく拾います。
ランフラットタイヤは内側が作り込まれている分やはりタイヤとしては硬くなります。
なので振動をよく拾い乗り心地が悪くなるということです。
タイヤサイズの種類が少ない
新車から装着している車が少なく出回る機会がノーマルタイヤに比べて少ないため、まだまだタイヤサイズの種類が少ないのが現状です。
もし今現在あなたが使用しているタイヤをランフラットに変更したくてもそのサイズのランフラットタイヤが存在しないこともありえます。
最後に
個人的にはランフラットタイヤにするかどうかの決め手は安全を優先するかどうかだと思います。
価格面をはじめ、上で書いたようなデメリットは付いてきますが安全面でいえばノーマルタイヤとは比べ物にならないくらい高いはず。
何を優先するかで決めるといいかもしれませんね^_^
ネットでのタイヤ購入をお考えの方は一度こちらの記事を呼んでいただくといいと思います。