日頃お客様の大切な車を手洗い洗車している私ですが、色々と質問されることがよくあるので、今回はその洗車について初歩的な所から紹介していきたいと思います。
愛車に水をかけるその前に
洗車は誰でも当たり前のように最初に水をかけますが、これがなんの役目を果たすか知っていますか?
単に洗剤をなじませるためだけではありません。
車は1日でも放置すればボディに砂や埃が付着します。
これを最初に水で流してから洗わないと、砂や埃を巻き込んでしまい、ボディに傷がついてしまうのです。
そんなことになったら何のために洗ってるのかわからなくなりますね笑
なので、最初にかける水はシャワーのような水圧が弱いタイプは望ましくありません。
本来であれば高圧洗浄機があれば一番いいのですが、なかなか難しいですね。
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切替式のホースがあればストレートがいいと思います。
多少水が跳ねますがそこは我慢!
この時にどの辺の汚れが強いのかをしっかり見ておくと、仕上がりがよりよくなりますよ。タイヤが収まっているスペース(タイヤハウス)の汚れはとくに強いので、しっかり落としていきましょう。
自分に合った洗剤を選ぶ
ネットでも大量のカーメンテ商品が流通している現代において、自分にあった洗剤を選ぶという工程を省いてはいけません。
ただ単に人気だからとか、安いからという理由で選んでしまうともったいないですよ…
例えば…
コーティングをしている車に対して撥水加工をしてしまっては意味がありません。
逆にコーティングをしていないのにコーティング車用の洗剤を使えばもの足りないなんてこともあります。
自分がどういった結果を求めているのかを今一度考えてから決めましょう。
コーティングはかけていないけど洗車でツヤを出したいと思った場合は撥水コート付きの洗剤を買えばいいと思います。
けっこうありがちな商品なのですぐに見つかると思いますよ!
洗う順番
実際に洗っていくわけですが、てきとうに始めちゃうのはナンセンスです。
私が勧める順番は側面→天面です。
なぜ天面を後回しにするのかというと、夏場なんかは特にそうですが気温が高かったり日差しが強いと天面の洗い終わった泡が乾いて汚れもカピカピに固めてしまうことがあるからです。
さらに側面を後回しにすると泡がダラダラ落ちてしまい、洗剤の効果が薄れてしまいます。
なので洗うときは側面から始めることをお勧めします。
洗う道具ですが、ボディに対してブラシや普通のスポンジはよくありません。
傷が余計につくので必ずムートンをご使用ください。
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洗い終わったら流していくわけですが、このタイミングでの放水はストレートじゃなくてもOKです。シャワーなどの広範囲なタイプに切り替えて効率よく流しましょう。
拭き上げのコツ
今度は拭き上げです。ここまでくると嫌になっちゃいますよね笑
ですが休憩を入れれば水がどんどん乾いてボディにシミを作りはじめます。
そんなダメージを受けるくらいならちょっとの休憩くらい我慢できますね!
今度は乾きやすい天面からはじめるのですが、一回タオルでバーっと全体の水をかきとるとすごく楽です。
水減らしが済んだボディを拭いていきます。
この時に使うタオルはなるべくマイクロファイバーのものにしましょう。
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フロントバンパー部分はいつまでたっても水が出てきますので、根気よく拭いていきましょう。
ドアノブやミラーからも水が垂れてきますが、ドアをバンバン開閉すればある程度改善されます。
全体確認
濡れすぎたタオルで拭くと跡が残ってしまい、とても汚く見えてしまいます。
そういった拭き跡がないかチェックしましょう。
あとは下回りや天井といった場所に洗い残しがないかもチェックです。
最後に、洗車をするタイミングやきっかけは人それぞれだと思います。
ですが、鳥のフンや動物のおしっこなどが車に付着した場合は直ちに洗いましょう。
これを放置するとボディの塗装が傷んでしまい、洗車ではどうにもできなくなってしまいます。
それでは、快適なカーライフを!