スマホが普及して便利になった世の中ですが、そのスマホ操作による事故も増え続けています。
今回スマホを保持、操作しながらの運転に対して罰則が大きく変わります。
状況によっては1発免停もあり、車を運転する方にとっては決して人ごとではありません。
12月1日から罰則が重くなる
まずはこちらをご覧ください。
改正前 | 改正後 | |
| 携帯電話使用等により交通の危険を生じた場合 | 違反点数 2点 反則金 大型 1万2千円 普通 9千円 二輪 7千円 | 違反点数 6点 (即免許停止) 全て罰則を摘要
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携帯電話の使用等 (保持) | 違反点数 1点 反則金 大型 7千円 普通 6千円 二輪 6千円 | 違反点数 3点 反則金 大型 2万5千円 普通 1万8千円 二輪 1万2千円 |
一番目を引くのは右上の項目で、反則金ではなくなり罰則を摘要されるところではないでしょうか。
これに該当した場合は前科がつきます。
なぜこのタイミングで罰則が厳しくなったのか
警察庁によると2018年の携帯電話の使用等に係る事故は2790件もあったそうです。これは過去5年間で1.4倍の増加だそう。
ちなみに車が時速60kmで進んでいるときに2秒間だけスマホに目をやったとします。
その2秒間の間に車はどれだけ進むと思いますか？
33.3mです。
この間に子供が飛び出したり急に自転車が横切ったりすることを考えるとゾッとしますね。
ながらスマホによる交通事故
2018年4月、愛知県西尾市で女性が乗用車にはねられて死亡。
女性は道路を横断している最中だったそうです。
運転手の女は当時スマホでポケモンGOをやりながら運転していたと供述しているらしいです。
2018年9月、新潟県南魚沼市の関越自動車道でバイクを運転していた女性がはねられて死亡。
当時加害者の男はスマホで漫画を読みながら運転していたそうです。
問題視されているのは車だけではない
Twitterでは今回の罰則強化で「自転車や歩行者のながらスマホはどうなるんだ？」という声が多く上がっていました。
街中ではイヤホンを付けたままロードバイクを車と変わらないくらいのスピードで乗っている人もいますよね。
原付バイクが2段階右折する交差点を自転車が車と同じように曲がるなんて声もありました。
たしかに自転車に免許はいりませんし、2段階右折なんて言葉は知らないかもしれません。しかし自転車での配達サービスが増えた今このまま曖昧なルール設定のままではいつか大事故連発に繋がりかねません。
やはり巻き込まれたときのことを考えるとドラレコは必須アイテムですね。
私も2019年夏ごろからドラレコを付けていますが、1万円くらいのものであれば画質も良いしとても満足できるレベルです。
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自転車の場合
自転車は道路交通法では軽車両と定められていることは多くの方が知っているはず。
2015年6月からは悪質な運転を繰り返す人には強制的に講習を受けさせる決まりができました。
内容としては危険な運転により3年以内に2回以上の違反や交通事故を起こした場合に適用。
命令に従わない場合は5万円以下の罰金になるそうです。
それにしても少しゆるいのではないかという声もあるのが事実です。
私たちにできることは
今このタイミングで私たちにできることはなんだろうかと考えたのですが、やはり運転中はスマホを触らない。
この決意に尽きると思います。
出発前にスマホは必ずバッグに入れる等の対策もできるはずです。
私自身、今までスマホはすぐ取れる位置に置いて運転をしていました。
しかし少しの我慢で他人を傷つけずに済むのであれば、今後は進んで思いつく対策を実行していけるでしょう。
