突然ですが、車のタイヤがパンクした経験はありますか?
私は過去にパンクでとても怖い思いをしています。
直線道路を走行中「ブスッ」とタイヤに異物が刺さり、その数分後にはバースト(タイヤの破裂)
さらにはガタガタ揺れた状態で、ハンドルも思うように動かすことは困難でした。
走行中に前輪がバーストすると、ハンドル操作に大きく影響します。
国道を普通に走っているだけでも恐怖に感じたので、これが高速道路だったらと思うと恐ろしい限りです…
私の場合は異物が刺さってからバーストするまでの時間があまりにも早くて対処できなかったのですが、通常ならばパンクした場合はどうしたら良いのかを解説していきます。
よくあるパンクの例

よくあるパンクと言えば、釘やネジが刺さるパターンではないでしょうか?
多くの場合、異物がしっかり食い込んでいるため、ゆっくりと空気が抜けていきます。
このような場合は、定期的に空気圧のチェックを行っていれば早い段階で気付くことが可能です。
パンクしていた場合、1本だけ他のタイヤに比べ、空気圧が低いはずです。
月に1回程度はタイヤの空気圧チェックをお勧めします。
パンクしたらどうすべきか
パンクを発見した場合、1番安心で確実な対処法はタイヤそのものを交換することです。
それをまずは第一候補に入れておきたいですよね。
その上で他の方法を考えていきます。
【タイヤの溝がまだまだ残っててタイヤ自体も古くない場合】
もったいないですよね…
このような場合はガソリンスタンドやオートバックスなどで修理をし、出来る限り長く使うことを考えましょう。
しかしパンク修理跡から空気が漏れることもあるため、修理後はこまめな空気圧チェックが必須になります。
【タイヤの空気が抜けきった状態で少し走行してしまった】
この場合はタイヤの交換をお勧めします。
タイヤは潰れた状態で走行すると、内部でゴム同士が擦れあい、致命的な損傷を負いかねません。
お店でも言われると思いますが、基本的に1本だけのタイヤ交換はお勧めされません。
少なくても左右そろえて2本からがいいでしょう。
しかし、タイヤは出費が大きいのもまた事実。
なかなか決断し難いですよね…
ネットで買うタイヤは安いので、スペアタイヤに交換し、その場をしのぐのもありでしょう。
デメリットについては、しっかりと把握しておきたいところです。
釘が刺さってるけど漏れていない場合
明らかに釘やネジが刺さってはいるが、空気圧は正常。
このような場合は異物がタイヤを貫通していない可能性があります。
異物を引き抜く場合は、ガソリンスタンドなど、すぐに交換や修理ができる場所で行いましょう。
引き抜いた穴から空気が漏れていなければ、修理をする必要もないでしょう。
空気漏れのチェックは、穴や異物に洗剤をかけるのが一般的です。
ゆっくり漏れている場合は、1~2分ほど放置すると、穴の周りに細かい泡が広がってきます。
ここで漏れていなくても注意は必要です!
タイヤも走るだけで伸び縮みするものですから、いつ貫通し漏れ始めるかはわかりません。
やはり定期的な空気圧のチェックは欠かさせません。
パンク修理は主に2種類
パンクの修理方法は2パターンあり、ざっくり言うと外側から直すか内側から直すかの違いです。
ガソリンスタンドなどで行われる修理は外側からの修理が多いと思います。
タイヤ専門店などでは内側からの修理も行ってくれるはずです。
それぞれの修理方法のメリットを見ていきましょう。
外側修理のメリット
安い
早い(5分から10分)
外側修理の場合は異物を取り除いた穴に対して、さらに大きな工具を使い、穴を広げていきます。
少し広がった穴にチューブを差し込み、接着剤で固まらせるのです。
穴を大きくする必要があるため内側修理に比べ、後々空気が漏れ出てしまう可能性があります。
内側修理のメリット
外側修理よりも安心
タイヤの内側の損傷を確認できる
先ほども書きましたが、タイヤの空気が抜けきった状態で走れば痛みます。
内側修理の場合は、一旦タイヤをホイールから剥がすので、内側の損傷具合を確認できるのです。
ここで危険な損傷具合がわかれば、交換に変更して、リスクを避けることが可能です。
異物が刺さってないのに空気が抜ける?
タイヤの空気が漏れているにも関わらず、どれだけ探しても釘やネジが刺さっていないことがあります。
この場合は下記2つの要因を念頭に置いたうえで、再度チェックしてみてください。
【タイヤの溝がない】
かなり危険なパターンで、すり減った面から中身のワイヤーが飛び出している状態です。
ワイヤーの隙間から空気が漏れ出ていくため、洗剤をぬればすぐにわかります。
少しキツイですが、人としてそのようなタイヤで公道を走っては行けません。
【バルブの劣化】
もう一つはバルブからのエア漏れです。
これは主に金属バルブが原因になりがちです。
金属バルブはホイールの外側と内側を通して繋ぎ合わせていて、劣化してくると、つなぎ目のパッキンから漏れてくるのです。
原因がわからないままエア漏れを起こしてる場合は、バルブにも泡をかけてみましょう。
最後に
いかかがでしたか?
パンクの仕方にも色々な要因があります。
道路上で拾った釘が原因で、そのままバーストしてしまうこともありますが、多くの場合はゆっくり漏れていきます。
釘やネジを避けて通ることはできませんが、定期的に空気圧チェックをしていれば、リスク回避にも繋がります。
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