温泉大国である日本に住む私たち。
ほとんどの人が宿に泊まり、ゆっくりと温泉に浸かった経験がありますよね。
その効能は様々。
しょっぱい温泉もあればトロトロした肌触りのものまであります。
そんな温泉についてふと疑問が浮かんだんです。
それは「枯渇しないの?」ということ。
温泉は枯渇するのかという質問に対して、
いろいろ調べた私が出した答えは「一部する」です。
その理由を今回の記事で紹介していきます。
温泉は枯渇する?
温泉は枯渇する?に対する私の答えは「一部する」
その理由として、以下が原因として挙げられます。
- 地震による水脈の変化
- 温泉を使用限度まで使った
地震によって水脈が切り替わってしまえば、温泉の通り道は塞がり、供給がストップしてしまいます。
これを枯渇というのは間違っているかもしれませんが、結果として出なくなってしまうのです。
そしてもう1つの原因。
温泉を使用限度まで使ってしまえば当然、中身が空っぽになってしまいますよね?
しかし、温泉にも種類があるため、必ずしも空っぽになるとは限りません。
それゆえに「一部枯渇する」という表現なのです。
ではなぜ一部という答え方をしたのか、気になる方はこの先も読み進めてください。
温泉の仕組みについて紹介しています。
2通りある温泉の仕組み
温泉は、作られ方によって何種類かに分けられます。
その中でも大きな分類が下記の2種類。
- 火山性の温泉
- 非火山性の温泉
火山性の温泉
きっかけはマグマ溜まりです。
マグマ溜まりは火山地帯の地下深くに形成され、なんとその温度は1,000℃にも及びます。
地上で降った雨が地下深くに浸透し、マグマ溜まり付近で温められ、長い時を経て地上に噴出するという仕組みです。
この流れはサイクルになっているため、過度な吸い上げでもしない限り、理論上は温泉が出続けることになります。
非火山性の温泉
マグマ溜まりは関係なく、地下水が地熱で温められているタイプの温泉です。
この地下水が、大昔の地殻変動により閉じ込められた海水であれば、それは「化石海水」と呼ばれます。
仕組みで言えば、大昔から地下に溜まっていた水を使っているので、いつか枯渇することになります。
このようにして出来上がる温泉ですが、実際に枯渇した温泉は存在するのか調べてみました。
枯渇した温泉
皆さんもご存じの通り、温泉経営において、源泉の枯渇は死活問題になります。
そこで、すでに枯渇してしまった温泉が存在するのか気になったので調べた結果、やはりいくつかありました。
ここに書ききれない温泉もあるので、これが全てというわけではありません。
【枯渇した温泉】
見返台温泉
温泉の枯渇問題で1980年頃に閉業。
有名な温泉の名所「別府」の夜景が見える展望台もあったそうです。
大湯
大湯間歇泉(おおゆかんけつせん)は、静岡県熱海市上宿町にある、かつての熱海温泉の中心的な源泉だった間歇泉(間欠泉)。単に大湯(おおゆ)とも。
少し坂を上がったところに関連する神社である湯前神社(湯前権現)がある。
現在は、人工的に温泉を噴出させている 引用:Wikipedia
柳川温泉(現在も営業中)
山形にある温泉です。
東日本大震災と同時期に一度枯渇していますが、源泉を掘り直し、現在も営業しています。
観音寺温泉
弥彦神社で有名な新潟県の弥彦村にある温泉です。
震災後に水圧が下がり、出が悪くなったそうです。
1000年の歴史があっただけに、残念ですね。
温泉の豆知識
ここでは知って得する温泉の豆知識を紹介します。
テーブルの和菓子
温泉屋に入ると、テーブルにお菓子が置いてありますよね?
あのお菓子にはおもてなしの意味も込められていますが、実は私たちの身体を気遣ってくれているものなんです。
空腹の状態で温泉に入ると、血糖値はみるみる下がるため、立ちくらみを引き起こすこともあります。
そのため、「長旅で消費した血糖値は甘いお菓子で上げてね」という意味で置いてあるようです。
温泉の数は日本がぶっちぎりの1位
なんと日本の温泉の数は世界1位で3,133ヶ所もあるんです!
他の国では、そもそも温泉に浸かろうと考える人が少ないため、ただ熱いお湯が噴き出す観光地となっていることが多いようですね。
カロリー消費
温泉に限らず、お湯に浸かるとカロリーを消費できます。
諸説ありますが、軽いウォーキング程度は消費できるとか。
入浴ダイエットが流行った理由も納得できますね。
入浴後のシャワー
温泉を上がった後も、お肌はその温泉の効果を受け続けています。
なので、最後にシャワーを浴びてから身体を拭いてしまうのはもったいない!
しかし、気持ち的にシャワーを浴びたくなる方も多いでしょう。
私もそうです(笑)
いかがでしたか?
私自身、今回は温泉について色々知る機会になりました。
次の連休は温泉でも予約して、のんびり過ごされてはいかがでしょう?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!